日経マネー編集部
安原ゆかり
日経BP『日経マネー』編集委員。『日経WOMAN』、『日経マネー』『日経おとなのOFF』編集長を経て現職。著書に『仕事は、臆病なほうがうまくいく』(日経BP)
太田留奈
日経BP経済メディア編集部。中央公論社(現・中央公論新社)『マリ・クレール』編集部、日経BP『日経WOMAN』、『日経マネー』副編集長などを経て現職。
様々な事業家が、自分の子供に対して「どのような金融教育をしているのか」を具体的にQ&A方式で書いてあります。
子供に対して実際にやっているマネー教育は、「何を学ばせるために実施しているのか」も合わせて解説しています。
・子供への金融教育の具体的事例
・お小遣いのあげ方と使わせ方
・子供の時からの金融教育の大切さ
・日本版タルムード的考え方
・子供の金融教育の基本
・子供に金融教育をするにあたって大切なこと
・海外での金融教育の具体的事例
・お金の価値に対する考え方
・子供との接し方
・ユニークな子育て方法
・海外と日本のお金に対する考え方の違い
・子供がお金を稼げるようになる準備方法
・子供との接し方
この「お金に強い子供の育て方」は、実際に成功を収めている事業家が実行している子供に対する金融教育の具体例が書いてあり、「子供に小さい頃から金融教育をしたいのに何をしたらよいか分からない?」と考えている方へとても参考になる内容となっています。
構成もQ&A方式でわかりやすく、どういった思いでその金融教育をしているかがわかります。
字が大きく比較的文字数も少ないので、本を読むことが苦手な方にも読みやすい本となっています。
近年、「学校教育に金融教育を取り入れたほうがよい」ということをよく耳にするようになりました。世界的にお金持ちが多いとされる「ユダヤ人」も「タルムード」という金融教育教材を使って子供に金融教育を小さいころからさせているので、おとなになって「事業家になったり」「お金持ちになったり」しているといわれています。
しかし、日本では「お金稼ぎは良くないことだ」という意識が強く、子供に対してお金を稼ぐことを積極的に伝えてきませんでした。
よって、今の日本人は、子供に対してどのような金融教育をしていいかわからないのが現実です。
この「お金に強い子供の育て方」は、そんな日本人へ具体例を上げて子供に対する金融教育方法を数多く紹介している内容となっており子供に金融教育をする上でとても参考になります。
実際に行っている子供に対する金融教育とそれを受けた子供の反応も実体験に基づき紹介していますので、自分の子供にあいそうな事例を選ぶ選択肢が多数あります。
この「お金に強い子供の育て方」を読むことによって「子供が将来お金に強くなってほしい」と思っている方の手助けになります。