長谷川正人
Masato Hasegawa
大手コンサルティング会社コンサルタント。日本証券アナリスト協会認定アリスト。滋賀大学大学院客員教授。日経CNBC「けいざい豆知識!『イチマメ』」会計・財務分析解説者(2014年〜2016年)。1958年東京生まれ。1981年早稲田大学政治経済学部を卒業し、同年、大手コンサルティング会社に入社。これまで市場調査業務、証券アナリスト業務、経営コンサルティング業務、財務研修講師業務等に従事。会計・財務に関わる研修・講演を大手企業ビジネスパーソン、勤務先の若手コンサルタント、学生などに多数展開。
単著は『ヤバい決算書』『コンサルタントが毎日やっている会計センスの磨き方』『決算書で読む ヤバい本業 伸びる副業』(いずれも日本経済新聞出版)、『日本ビール缶大全』(辰巳出版)など多数。共著は『新世代企業』(野村総合研究所)など。趣味はビール缶コレクション。
最新の決算書作成方法の状況や決算書をどのように見ていき、企業分析をどのように行なっていいけばよいかを解説しています。
そして、決算書(PLやBL、CFなど)の内容の解説と企業の株価分析に用いる専門用語についても詳しく説明しています。
・国際会計基準と日本会計基準の違い
・業種別の営業利益の参考値
・自己資本比率を見る場合の注意点
・新基準を採用した場合の企業の売上の見方
・親会社・子会社関係にある企業のリスト
・EBITDAの活用法
・代表的企業の連結決算の中身
・資産の中の固定資産の捉え方
・企業における現金や資産の位置づけ
・GAFAMの資産の概要
・無借金会社の特徴
・のれんという会計上の仕組み
・キャッシュフロー計算書の見方
・投資家が企業に求めているもの
・企業のROEを高める方法
・ROEの見方と活用法
・ROICの考え方
・CAPMの考え方と捉え方
・銀行の決算書の見方
・保険会社の決算書の見方
・粉飾決算の典型例
・東証再編の背景
・企業のESGへの取り組みの方向性
この「テキストに書いていない決算書の新常識」は、これからの決算書の変化や「決算書がどのように変わり」、「どんな項目に注目していくと良いのか」ということを学ばせてくれるので、新しい決算書を採用した企業の決算書を見たときに内容が理解できるようになっています。
そして、この「テキストに書いていない決算書の新常識」は、これまでの決算書でも新しい決算書でもどちらにも共通して重要となる企業分析の専門用語やデータについても実際の企業の決算書を紹介しつつ、わかりやすく解説しているので、企業の決算書を分析するときの基礎的知識を身に付けるのにも役立ちます。
また、各章が端的にまとめられており、読むことが苦手な方でも読み読みすすめることが容易になるような構成となっています。
「企業分析をしたいけど、専門用語がわからない」「決算書のどこを見ていいのかわからない」「最近は企業のどんなことを株主は重要視しているの?」「四季報をもっと活用したい」と考えている方も多いと思います。そんなあなたへこの「テキストに書いていない決算書の新常識」は、そんな悩みを解決してくれる本となっています。
「外国企業の成長が目立ったり」「環境への取り組みが重要になったり」「株主が重要視する指標に変化があったり」とこれからの企業分析に変化が起こっている現状で、この「テキストに書いていない決算書の新常識」は、その変化についてもわかりやすく解説していますので、これからの企業分析の方法を学ぶのにおすすめの本です。
この「テキストに書いていない決算書の新常識」を読むと四季報を見る上での視点を変えてくれます。