永野彰一(ながの・しょういち)
1990年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。14歳のときに取得した「乙種第4類危険物取扱者」を手始めに、100を超える資格を高校在学中の2年間に取得。最年少取得記録を多数保有している。プロの雀士でもある。現在は不動産投資家として活躍し、全国に数百の山を保有。「山王」と呼ばれている。テレビ東京『日経スペシャル ガイアの夜明け』などメディアにも多数出演。
不動産投資をするにあたって、著者の永野彰一氏が実際に実施し、経験した成功と失敗事例の多くを紹介しています。
そして、表題にもある通り、電柱や山に注目して投資をしたりと、通常では聞かない分野での不動産投資手法を解説し、多くの不動産投資の失敗談についても赤裸々に告白しています。
・山を買うときの意外な現状
・地道な努力が大切だという心
・電柱設置料の相場
・農地転用をした場合の地下や税金の変化事例
・土地を買う場合の不動産屋の心理をつく裏技
・土地売買におけるあまり知られていない裏技
・山の整備と補助金の関係
・山の意外な活用法
・山投資で気をつけたほうが良いこと
・利益が出ると見込まれる山の目安
・山を所有している所有者の実情
・山の物件を探す方法
・山を買う場合の手続き手順
・山を買う場合のチェックリスト
・著者の不動産取引の失敗談
・不動産の取り扱いで気をつけておくべきこと
・不動産の利回りの目安
・相続不動産の現状
・家の貸し方の工夫
・コスパの良い物件を探すコツ
・不動産投資リスクに対する考え方
・ビジネスで実行に移すための着眼点
・贅沢品へ固執しないための考え方
・融資への捉え方
この「一生お金に困らない山投資の始め方」は、表題から受ける印象は、「山を買うことでどうやって儲けるのか」ということだけにスポットを当ててるような印象を受けますが、全体としては、山での不動産投資のやり方もさることながら、「不動産投資をする上で何を気をつけなければいけないのか」「不動産投資で失敗することはどんなことか」「不動産投資を成功に導くためにはどのようなことが大事か」など、不動産投資をするにあたっての全般的なアドバイスを与えてくれる本となっています。
とくに、この「一生お金に困らない山投資の始め方」を読むことによって、著者のいままでやってきた不動産投資のなかで「どんなことで失敗したのか」という不動産投資の失敗事例が隠すことなく書かれているので、不動産投資をするにあたっての転ばぬ先の杖としての知識をつけることができます。
また、ちょっと偏った考え方に感じるかもしれませんが、「著者のビジネスで成功するためにはどうじたら良いか」という事も書かれているので、事業を始めようとすときの心構えも合わせて学ぶことができます。
不動産投資をしようと思っても「どんなことに気をつければいいんだろう」「失敗したくない」「成功している人はどのような考えで不動産投資をしているのだろう」と思う方も多いと思います。そんなあなたへこの「一生お金に困らない山投資の始め方」は、そんな不安の解消法や失敗の事例の多くを学ぶことができる本となっています。
不動産投資というと「たくさんのお金を借りて、取引金額が大きくなる」ということを常識として感じている方も多いと思います。しかし、この「一生お金に困らない山投資の始め方」を読むことによって「一般的なものと違った、そんな投資手法や考え方があるんだ」ということに気づかせてくれます。