トム・ラス(Tom Rath)
優れたビジネス思想家であり、ベストセラー作家のひとり。著書に、本書のリーダーシップ編にあたる『ストレングス・リーダーシップ』や、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで第1位を獲得した『心のなかの幸福のバケツ』(いずれも共著、日本経済出版社)『幸福の習慣』(共著、ディスカヴァー・トゥエンティーワン)などがある。ミシガン大学とペンシルベニア大学で学位を取得。現在はワシントンDCで家族と暮らす。
どんな資質があることによって、人は「どのような考えを持ち」「どのような行動に出るのか」を34の資質をもとに、資質ごとに詳しく解説しています。
「ストレングスファインダー」という177個の質問に答えることで、その人の資質を診断できるようになっており、その診断を受けるための「アクセスコード」が巻末についています。
この「アクセスコード」を打ち込むことにより「ストレングスファインダー」の診断を受けることが出来るようになります。
・自分の強みとはなにか
・自分の上位5〜10個の資質
・自分はどのような考えで行動するのか
・自分の強みの活かし方
・人から自分はどのように見られがちなのか
・自分の弱み
・自分はどのようなことに満足感を持つのか
・意識していないでも自分がしている行動
・他の人の考え方
・人の特性の活かし方
・34の資質とその才能
・集中すべき行動範囲
この「さあ、じぶん才能に目覚めようストレングス・ファインダー2.0」は、人にはどんな資質があり、その資質を持つことによってどのような考えや行動を取りやすいのかが解説している本です。
自分がどんな強みを持っているか悩んでいる方も多いと思いますが、そんな悩みを軽減してくれる本となっています。
自分の強みだけでなく34の資質を知り、他の人にも当てはめることによってその人がどんな考え方を持っているのかということを学習できる内容となっています。
何よりも自分がどのような考え方で、周りから見たらどんな人物に見えているのかがわかります。
「自分がどんな強みを持ち」「どんな資質があり」「どんな弱みがあるんだろう」と悩む方にとって、この「ストレングスファインダー」というテストを受けると、曖昧だった自分の考えていることがはっきりと分かるようになります。
自分の上位にあげられた資質の内容を読むと「なるほど!本当にそうだな!」「自分はこんなことを考えてるよな!」と確証を得ることが出来ます。なんとなく「自分はこんな人だ」と思っていても、他人からはどう見られているかわかりませんが、そんな他人からのどう見られているかも感じられるようになる本です。
しかも、34の資質を他の人に当てはめることによって、その人の理解できなかった行動が理解できるようになります。
この「ストレングスファインダー」というテストは、多くの企業にも採用されており、人材の配置やチーム内の考え方のすり合わせにも使われているテストです。
一緒にいる人、採用した人材の資質や強み、考え方がわかれば付き合い方も変わりますし、配属にもかなり参考になります。
ぜひ、この「さあ、じぶん才能に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0」を読み「ストレングスファインダー」のテストを受けることによって自分の強み発見と人との付き合い方、企業の人材配置の参考にしていただきたいです。