トッド・ローズ Todd Rose
ハーバード教育大学院にて「心・脳・教育プログラム」を指揮し、個性学研究所所長を務める。「個人の才能発掘研究所」共同設立者、代表。自己認識の向上、才能の育成に取り組む。前著『ハーバードの個性学入門:平均思考は捨てなさい』(早川書房)も高い評価を得ている。
オギ・オーガス Ogi Ogas
神経科学の専門家。「ダークホース・プロジェクト」ディレクター。ボストン大学では、学習・記憶・視覚の数理モデルをデザイン。国土安全保障省にフェローとして従事し、マサチューセッツ工科大学リンカーン研究所にて生物兵器防衛研究を指導した経歴を持つ。『新薬という奇跡』(共著/早川書房)他、幅広い分野の科学書を発表している。
翻訳者
大浦 千鶴子 おおうら・ちづこ
翻訳家。自己啓発書、実用書などの翻訳にたずさわるほか、外語学院講師や英語教室の運営も行っている。訳書に『その「決断」がすべてを解決する』(三笠書房)『かならずお返事書くからね』(PHP研究所)『頭のいい人のセンスが身につく 世界の教養大全』(マガジンハウス)などがある。
解説者
伊藤洋一 いとう・よういち
Zホールディングス株式会社Zアカデミ学長、ヤフー株式会社コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長、株式会社ウェイウェイ代表取締役、グロービズ経営大学院客員教授。
東京大学経済学部卒、1990年日本興業銀行入行。2003年プラスに転じ、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任。15年ヤフーに転じ、次世代リーダー開発を行う。21年4月より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部を開設、学部長に就任。著書にベストセラーになった『一分で話せ』(SBクリエイティブ)などがある。
これまで、当然として考えてきた「集団行動」や「標準的な考え方」についての考え直すことで、個性というものをどのように発揮していけばよいかということを解説しています。
そして、実際、過去に続けてきた生活が、ちょっとしたきっかけによって思わぬ能力を発揮してきた方の具体例を数多く紹介しています。
・充足感を得るのに大切なこと
・標準が良いとされてきた歴史
・標準化に対する発想転換法
・偶然的な行動がもたらした成功事例
・個性の活かし方
・常識を疑えるようになる心理
・組織が個性を嫌うわけ
・自分に向いている仕事と出会った人の事例
・自分のモチベーションを上げるものの見方
・能力のある自分を見つけてもらう方法
・自分に向き合うとはどうゆうことか
・自分の強みのとらえ方
・小さなモチベーションの大切さ
・多くの失敗を恐れないようになる考え方
・個性に自身を持つ心
・先を見すぎてはいけないということ
・自分を見つめ直す方策
・こうすべきという障害の除去法
・日々楽しく目的を達成する方法
・自分を開花させるための思考法
・最高の自分を目指す定義
・目の前の枠にハマらないでおく心
この「Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代」は、既存の教育課程による「標準化」に対する弊害に気づかせてくれるので「こうあらなければならない」という考え方をくつがえすには、どのような感覚を持っていればよいかを学ばせてくれます。
そして、この「Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代」を読むと、多くの個性を生かした(常識にとらわれない)ちょっとした行動の変化や自分の心の赴くままに行動した結果、大きな成功を収めた事例が紹介されているので、 今後の自分の個性を生かした行動に対して自身を持つことができます。
「こうならなければいけない」とか「みんなこうしているのだから、同じようにしない人は変だ」とか「あの人はちょっと変わった考え方をするよね」ということに違和感をおぼえる方も多いと思います。そんなあなたへ、この「Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代」は、自分の個性を重視し思いのままに活動することは、間違ってないんだということに自身を持てるようになる本となっています。
また、これからの時代、個々の能力や特性が重要視される時代といわれてきている中で、未だに集団行動が大切という文化もあり、自分の感性のままに動くことができないでいる方もいると思います。そんなあなたへ、「Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代」は、自分の苦手を排除し自分の得意を生かして感性のままに行動するための勇気をくれます。
この「Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代」は、個性を生かして行動したいと考えている方や集団行動に疑問を持っている方におすすめの本です。