安恒理 やすつね おさむ
1959年福岡県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、出版社勤務。月刊誌の編集に携わったあと、ライターとして独立する。マネー誌への執筆など、投資からビジネス、スポーツ、サブカルチャーなど幅広い分野で活躍。株式投資歴は、87年のブラックマンデー以降30年以上におよぶ。
〈著書〉
『いちばんカンタン! 株の超入門書 銘柄選びと売買の見極め方』『いちばんカンタン! FXの超入門書』(高橋書店)、『図でわかる株のチャート入門』(フォレスト出版) 、『はじめての人のアジア株 基礎知識&儲けのルール』『FXで毎日を給料日にする!』(すばる舎)、『安心して始める中国株』(廣済堂出版)など多数。
株というものの初歩的な説明から始まり、株がどのように買われ、どのようにして値動きをするのかが書かれています。
株について知っておくべき事項、買い方、選び方、売買のタイミング、注意事項などが初心者にもわかりやすく書かれています。
・株の基礎知識
・証券会社の口座開設方法
・株の買い方
・株の投資法
・株の魅力
・買い付ける株の選び方
・株投資のスタイルの種類
・株の種類
・株式投資の注意点
・ドルコスト平均法
・株取引のコツ
・株取引に対する心構え
・株を買うときの情報のとり方
・チャートの見方
株取引に興味を持って、なんとなくわかっていても、専門書は難しく字も小さいしわからないなんてことがありますが、「株の超入門」は全くわからない方に向けて、丁寧にわかりやすくかつ詳しく株式投資のことについて解説しています。
そして、意外とわかっているつもりでわかっていなかったことを順序立てて書いてあるので株式投資を行う上での知識を余すとこなく得ることができます。
また、証券会社を選ぶとき重要になる比較表も盛り込まれているので、初めての口座開設時の証券会社を選ぶ際や証券会社に書類を申請するときの書面についても実際のものを図解で出しているため、申請する際にもとても参考になります。
そして、注文する方法についても実際の図解入りで注文方法や注意点、どこを見てどこに数字を入れるのかがわかりやすく書いてあります。
一番心配になるのは「損をするのではないか?」ということだと思いますが、この「株の超入門書』には、なぜ損をするのかというメカニズムや典型的な行動や思考状態等についてもわかりやすく解説しているので株式投資の「転ばぬ先の杖」としての知識を得ることができます。
株=「危ないもの」「金儲けのための汚いもの」「毎日一喜一憂しなければいけないもの」なんて感じている方もいると思いますが、この「株の超入門書』を読むと、それは誤解でそれだけではないことに気付かされます。
株について全く知識のなかった方がこの「株の超入門書」を読むと、「株って意外とそんなもんだったんだ〜」と感じさせられます。
ページ数も150ページ程度と比較的少なく読みやすい書籍となっていますが、そのわりに株に関する基礎知識としては、多くの重要な知識が書かれている本です。
とにかくまだ株取引をしたことがなくイケイケドンドンで株取引をやるものだと思っている方には、特に読んでいただきたい本です。
「株の超入門書」に書かれていることは、多くの株取引指南を行っているSNSに載せられている情報も多く載せていますので、SNSで株のことを勉強するときにも大変役に立ちます。
ちょっとでも株に対して興味を持った方は読んで損はない本ですので、この「株の超入門書」を読んで、皆さまの資産運用の参考にしていただきたいです。