多くの方が「お金持ちになりたい」と望んでいると思いますが、「お金持ちの印象とはどういうものでしょうか?」多分「あざとく稼いでいるんだろうとか」「じゃぶじゃぶお金を使って遊び回っているんだろう」というイメージが湧くと思います。
この「1億円貯める方法をお金もち1371人に聞きました」は、そういうイメージを持っているからこそ、自分はお金持ちになれないと気付かされる本となっています。
トマス・J・スタンリー
アメリカにおける富裕層マーケティングの第一人者。ジョージア州立大学の教授職を経て、ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部の教授となり、1973年にアメリカ全土の億万長者を対象とした初の大規模調査を実施。富裕層向けビジネスを行う企業や金融機関へのアドバイザーとして活躍。2015年逝去。主な著書にベストセラー『となりの億万長者』。
お金持ちになる方法を聞くには、やはり、「お金持ちに聞くのが一番でしょう!」ということで、お金持ちに様々な質問や考え方を聞いたり、職業や学歴でも分析して、それを統計的に解説しています。
そこに、お金持ちならではの共通点を説明することで私達に気づきを与えてくれる内容となっています。
・統計として数字で表されているので比較的視覚に訴えられていてわかりやすい
・意外と知らないお金持ちたちの心理がわかる
・リスクへの考え方がわかる
・いろんな稼ぐための本の中に書いてある内容の裏付けとなる数字が書いてある
・読むと自分もできることがあると知る事ができる
この「1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」は、自分はお金持ちになれないと思っている人も多いと思いますが、「そんなことはないんだな」と思わせてくれる本です。
この本を読むと自分に何が足りなかったのか、まずは行動といわれるが、その行動に移るにあたって、どのような心構えでいるといいのかが、薄っすらとでも感じられます。
特に、準備に対してのきめ細やかさに注目して読んでみることをおすすめします。