眞邊明人(まなべ あきと)
1968年生まれ。同志社大学文学部卒。大日本印刷、吉本興業を経て独立。独自のコミュニケーションスキルを開発・体系化し、政治家のスピーチ指導や、一部上場企業を中心に年間100本近くのビジネス研修、組織改革プロジェクトに携わる。研修でのビジネスケーススタディーを歴史の事象に喩えた話が人気を博す。2019年7月には日テレHRアカデミアの理事に就任。また、演出家としてテレビ番組のプロデュースの他、最近では演劇、ロック、ダンス、プロレスを融合した「魔界」の脚本、総合演出を務める。尊敬する作家は柴田錬三郎。
過去の人物をAIと最新フォログラムシステムで復活させ、現代の政治を行わせた場合新型コロナ対策を中心に「もしこんな対応をしたらどうなるだろうか?」ということを予測し小説風に書いています。
「過去と現在との政治の違い」と「過去から学び現代の変化にどう対応していくかは、いつの時代も変わらない」ということを解説した内容となっています。
・他人に説明するときの意外な表現方法
・リーダーのあり方
・はっきりした指示を出すメリット
・貨幣に対するとらえ方
・実行に移すときの役割分担の仕方
・出口戦略の考えかた
・物事を単純にするための考えかた
・企業の内部留保の仕組み
・日本の給付金による財政悪化解消法の一例
・コロナで失業した方の救済方法の一例
・日本の自給率に対する対処法の一例
・コロナ後の世界の意外な着眼点
・官僚と政治家の問題点
・過去の偉人の名言
・今後の政治活動のヒント
・自分の意見を持つことの大切さ
・新型コロナをチャンスに変える考えかた
・政治に国民が関心をもつ方法の一例
・不安が起こる原因とその対処法
・今後のIT技術の活用法
・今の時代に必要な要素
・変化することの大切さ
・上手な交渉の仕方
・矛盾への考えかた
・時代変化の仕組みの考えかた
この「もしも徳川家康が総理大臣になったら」は、今の政治が何を必要として、過去から何を学ばなければいけないかを書いており、今後の政治との関わり合いを考える上でとても参考になる本となっています。
新型コロナウィルスの影響を通じて今後の自分たちの行動をどうして行けばよいか悩んでいる方へは、起きうる可能性のある新しい変化や行動が紹介されているので一つの事例として知ることができます。
文章構成としても小説調になっているのでとても読みやすくなっている本です。
この「もしも徳川家康が総理大臣になったら」は、政治に全く興味がない方には、少し物足りないものかもしれませんが、国の新型コロナ対策を通じて、いまの政治と国民がどうあるべきかを考えさせてくれます。
そして、今この時と今後の日本に必要なものはなにかということを国民の側と政治家の側の双方から「こうあったらいいな〜」ということの事例を交えて書いていますので、一人ひとりが今後の国のあり方に関わりを持つ上でどのように関わっていくかのヒントを与えてくれます。
また、この「もしも徳川家康が総理大臣になったら」は、過去の歴史の人物が中心に登場していますが、それぞれの人物についての過去の行動や何をした人かの解説が入っているので、歴史が苦手な方でもわかりやすくなるように解説してくれています。