ジョージ・S・クレイソン
George Samuel Clason
1874年、米国ミズーリ州生まれ。大学卒業後、1898年の米西戦争に陸軍兵として参加。兵役後、出版社を設立し、米国とカナダの道路マップを初めて刊行する。1926年より、バビロンを舞台にした一連の寓話シリーズをパンフレットの形で発行。銀行や保険会社、一般企業の経営者たちを中心に評判が広がり、やがてそうした人たちの手のよって何百万もの人々に紹介され、膨大な読者を生むことになった。1957年、カリフォルニアにて没。『バビロンの大富豪』は、現在でも蓄財哲学・自己啓発の名著として多くの人に支持され。職業・地位を問わず、あらゆる層の人たちに愛読され続けている。
原作は、ジョージ・S・クレインによって、1920年代に書かれたもので、今でもずっと読み続けられている「お金持ちになるにはどうしたらいいのか?」という時代に左右されない普遍的な真理を書き綴っています。
この書籍では、バビロン王国を舞台として、大富豪のアルカドという人物と貧乏な武器商人のバンシルという少年を中心に、「実際にお金持ちになるにはどういった心構えと行動が必要であるのか?」ということをストーリー形式で書いています。
そこで、バビロン王国が、この書籍で掲げている真理により裕福な王国であったことの紹介しています。
・お金持ちと貧乏人はどう違うのか
・お金持ちになるための7つの行動
・お金持ちになるための5つの法則
・お金の増やし方
・投資に対する考え方
・自分の使い方
・浪費をなくすマインド
・リスク管理の考え方
・やめることの大切さ
・出会いやアドバイスの大切さ
・行動するということに対するきっかけ
はるか200年ほど前から読み続けてられるということは、歴代のお金持ちが参考にしてきたということであり、お金持ちになるための思考の原点でもある本ということになります。
やはり、お金持ちになるには、お金持ちたちが読んできた本を読むことが重要ですので、この「バビロンの大富豪」はそれにあたります。
実際、ネット等で調べると多くのお金持ちが読むことを勧めています。
漫画版もありますが、文庫本でも箇条書きと物語形式をうまく組み合わせて読みやすく、「読み教える」という表現がぴったりな書き方になっています。
本を読む時に重要な読みやすさを兼ね備えた本です。
この「バビロンの大富豪」は、いつの間にか先を自然と読み進んでいるといった感覚で読めます。
「お金持ちになりたい」と思っている方は、「お金持ちってどうやってなるんだろう?」「お金持ちになった人って、どんな人達なんだろう?」「何か特別な方法があるのだろうか?」「手っ取り早くお金持ちになるにはどうしたらいいのだろうか?」と考える方も多いと思います。
そんな中でこの「バビロンの大富豪」は、そんな焦りみたいなものの心もちを軽減してくれる本です。
手っ取り早くお金持ちになるには、運や過去から持ったもの、才能なんかが必要ですが、「バビロンの大富豪」では、誰でもが実行できる行動と思考方法を紹介しています。
運なんかで掴んだお金は、再現性がないですが「バビロンの大富豪」での教えは、やる気になれば誰にでも出来る再現性のある法則です。
とくに、最近、よく耳にする「FIRE」(FINANCIAL INDEPENDENCE RETIRE EARLY 早期リタイア)に対する考え方を伝えている多くの方たちの教えの根本と一致しています。
そして、多くのFIREを達成した方が、この「バビロンの大富豪」の教えに似た行動を推奨しています。
「バビロンの大富豪」を読むことで今日からの行動変異が生まれ、お金持ちへの第一歩が踏み出せる本となっています。
「バビロンの大富豪」を読むことで、皆様がお金持ちへの第一歩へと踏み出すきっかけとなります。