「せどり」って聞くと「なんか悪いことをする」「あくどいことをする」「反社会的なことをしている」なんて印象を持つ方も多いと思います。
確かに、商品を安く仕入れて高く売るのことが「せどり」なので、通常よりも高く売っているような印象を受け、悪いことなのかもしれないと感じることもあると思います。
しかし、「せどり」とは、「三方良し」ともいわれ、全く悪いことをしているわけではありません。
そこで、ここでは、「せどり」と「悪い転売」の違いを解説しています。
この記事を読むと「せどりというのは悪いと感じていて、せどり販売に手を出せない」「自分がせどりをやっていると知られたら他の人から悪く見られる」「せどりと悪い転売を他人に説明するにはどうしたらいいの?」と考えているあなたへ「せどり」とは、悪くないということの意味がわかります。
※ ここでゆう「悪い転売」とは、みなさんにとって印象が悪いと思っているものを取り上げていますので、すべての「転売」が悪いというわけではないのでご了解ください。
「せどり」とは、店舗、もしくは、ネットで売り手が売りたい値段で販売しているものを仕入れます。売っている側が売りたい価格で売るということは、十分な儲けが取れる価格で売っていることになり、その価格で購入していただくことによって納得した儲けを取ることになります。
そして「せどらー(せどり販売をしているひと)」は、その店舗やネットで売っている値段で仕入れをおこない、価格をつけ、自分の納得する儲けがあるようにして、その商品がほしいと思っている方へ商品を紹介します。
次に「せどらー」が売り出した商品を買い手は、価格が納得したら購入します。
このように「せどり」では、「納得済み」で商品が流通していきます。
逆に「悪い転売」は、流通過程のどこかの部分で「納得がいかない」というものが入ってきます。
例えば、仕入れる時に不当に値引きを要求したり、数量制限がかかっているのに様々な人にお金を払って大量に商品を仕入れたり、価格を釣り上げて買いたくない価格で購入させたりと、どこかの部分で購入者や販売者に不満が生まれます。
価格差というは、「地域が違ったり」「季節の変わり目で商品の入れ替わりがあったり」「廃盤の商品で安くなったり」「店舗在庫が膨らみすぎて過剰になっていたり」「取り扱いを辞めるので処分したいと思っていたり」「商店を閉めるので在庫処分していたり」「マニアックな世界の商品でどんなに高くてもほしいという人がいたり」と自然発生的に起こることがあります。
そこで、そんな商品を見つけ、できるだけお安くお客様に商品を届けようと努力するのが「せどり」です。
みなさんも想像がつくと思いますが、市場に出ている商品で「安く仕入れて安く販売する」のはとても大変なことです。ですが、「せどらー」は、様々な経費や体力、時間を使い「より安くお客様に商品を届けたい」という感覚なので、特に悪いことをしているとはなりません。
逆に「悪い転売」とは、価格差があえて出るように「買い占めをしたり」「情報統制をしたり」「プレミアが出るように嘘の情報を流したり」「転売を禁止しているのに販売したり」と故意に価格が上昇するように操作します。
ここに価格差における「せどり」と「悪い転売」の違いが生まれます。
上記のように、「せどり」と「悪い転売」の違いについて解説しました。
副業やフリーランスという言葉がよく聞かれるようになって「せどり」に関する認識も徐々に変わってきていますが、ちまたには、まだまだ「せどり」に対して嫌悪感を持っている方も多くいると思います。
しかし、「せどり」というのは、ただ単に「安く仕入れて、高く売る」という商売として当たり前の行為です。
必要な人に、買いたいと思える価格で商品を届けるには、様々な工夫が必要ですし、それは、通常の店舗がやっていることと同じことですので、通常の商売と考えて問題ないということがいえます。
この記事を読んで皆様のせどりへの偏見を持っている方が「な〜るほど」と思っていただければ幸いです。
せどりのおすすめ本も紹介しています。https://kitsukiiroiroblog.com/fukugyouwohazimeyoutoomotteirukataheosusumenohon/