よー清水
コンセプトアーティスト、イラストレーター、デザイナー。ゲーム、アニメを中心にエンターテインメント作品のコンセプトアーティストとして活躍。主な参加作品は、ゲーム『FINAL FANTASY Vll REMAKE』(スクウェア・エニックス)アニメ『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』(WIT SUTUDIO)、音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』(キングレコード)、テーマパーク『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』など。近年では、広告、漫画、技法書、クリエイティブソフトの開発など、あらゆるメディアへ活動の場を広げている。
絵がうまいといわれる人たちが普通に絵を書くときに「どのような感覚」や「どのような手順」で絵を書いているのかを絵を書くことが苦手な方でもわかるようにわかり易い言葉で解説しています。
そして、絵を書くことを仕事にしたいと考えている方へ「絵を書いて仕事をするためにはどのような準備をしたら良いか」ということや「絵を書く仕事をするときの心構え」について著者の経験に基づいて説明しています。
そして、全般にわたって、人に自分の伝えたいことを伝えるにはどうしたら良いかということのコツを伝えてくれています。
・模写の練習法
・まねて書くときに気をつけておくポイント
・絵が上達するための大切な心の持ち方
・デジタル画像のメリット
・デジタル画像のデメリット
・便利な色塗りアプリ
・おすすめパソコン用ソフト
・絵がうまいといわれる定義
・絵が上手くなる条件
・絵を書く基本手順
・立体を書くとはどうゆうことか
・全体を観察してイメージするコツ
・絵が上手くなるための練習法
・絵の練習を応用に活かせない理由
・絵の練習を実践に活かす方法
・デッサンで身につく技術
・資料を自分の作品に上手に反映する方法
・他の作品を参考にするとはどうゆうことか
・絵で共感を呼ぶコツ
・伝えたいことをイラストに反映するコツ
・絵を書くときに構図を考える場合のコツ
・絵に奥行きをつけるコツ
・3分割法の使い方
・絵の構図を決める8つのステップ
・絵に光を当てるときのコツ
・イラストレーターになるための心構え
・美術学校に行くことのメリットとデメリット
・イラストレーターのおすすめ就職先
・イラストレーターとはどうゆうものか
・イラスト業界の実情
・イラスト業界で生きていくコツと裏技
・イラストレーターになる前にしておくこと
・イラストを販売するときの価格交渉のコツ
この「絵がふつうに上手くなる本」は、「どうしてもうまく絵が書けない」というかたへ、わかりやすく絵がうまいといわれる人の頭の中を解説してくれるので絵を書くにあたっての「そうゆうことか〜」という気づきを与えてくれます。
表題では、「絵がうまくかけるため」とだけの印象を受けますが、読んでみると絵を上手に書くための本というだけでなく「うまく表現するとはどうゆうことか」「受け手に伝わるようにするためにはどんなことが必要か」「常に人に伝えるために観察するときの心構えはどんなものか」というような「伝える」「共感を呼ぶ」といった「多く人に伝えるにはどうしたら良いか」ということのコツを書いているので、イラストレーターだけでなく伝えることを意識しなければならない、ブログやアフィリエーター、物販などをする方に向けても、とても参考になる内容が含まれています。
また、ページ数が多く感じますが、例としてのイラストページが差し込まれているため、メージ数のわりには、読みすすめ易い本です。
「なかなか人に自分の伝えたいことを伝える方法がわからない」「自分の思いを上手く表現できない」と感じる方も多いと思います。そんなあなたへ、この「絵がふつうに上手くなる本」は、人に伝えるということのコツを教えてくれます。
この「絵がふつうに上手くなる本」を読むと、絵をとおして他の人に表現を伝える仕事をしている方が、常に気をつけていることを知ることができ、自分のことを人に共感してもらえるための要素を学ぶことができます。
そして、イラストレーターを目指す方にとって、この「絵がふつうに上手くなる本」は、「イラストレーターとはどうゆうもので」「イラストレーターになるには、どんなことを準備し」「イラストレーターになるときにはどんな覚悟がいり」「イラストレーターの現実とはどうゆうものか」ということを教えてくれます。